漫遊いばらき!stamp rally club

スタンプラリーと出会った少女【ちひろ】 に翻弄される仲間達の物語

袋田の滝 in 大子(11月12日)

拝啓  

漫遊いばらき!stanp rally club 閲覧の皆様

 

冬を知らせる雪の便りが届き始める季節となりました。

隣接する竹林からも、庭先に大量の落葉が降り注ぎ、目を背ける日々が続いております。

最近隣に出来た24時間経営のドックランに飛んでいく事を祈って・・・

 

9月16日に開催予定だったのですが・・・

そしてこのまま、月2回くらいのペースで一気に活動の流れを掴もうかと思いきや・・・

まさかの台風で開催が延期に・・・

そうなると、なかなか時間の折り合いが付かず、ズルズルと・・・

年頃の社会人も3人集まると、それぞれのコミュニティがある訳です。

このまま11月30日のタイムリミットを迎えてしまうのか・・・

そんな暗雲の気配が漂いはじめた11月初旬

幸いな事に、三人の想いは一つでした。

 

『この1冊は完成させたい!』

その為には後6個・・・・

 

そしてついに11月12日に開催決定。

天候にも恵まれ最高の行楽日和です。

9時30分に2人を新車のminiでピックアップ🎵

余談ですが、車買っちゃいました!

400台限定カラーなんて言われたら・・・

人と同じが嫌いな自分は即決でした。

人も車も、全て完璧より、ちょっと抜けてる所がある方が可愛いいでしょ?

 

例えば、ちひろ

可愛いい顔して、オシャレに着飾ってるのに、脅かすと豪快に転ぶ所なんかは、ギャップ萌えするでしょ?(笑)

 

車も同じで、えっ!?そんな機能が付いてるのに、この機能がないの??的な・・・

そこがまた可愛いい。

 

さて、余談はさて置き、我々は袋田の滝を目指しました。

しかし、行楽シーズンということもあり、車は流れているが常磐道は混んでる。

友部インター(下り)で1つ目のスタンプをゲット!残り5つ・・・

 

那珂インターからの下道も混雑は続く・・・

2つ目のスタンプを押す為に「こんにゃく関所」に立ち寄る。

こんにゃくは美味しいが、買い物しないと押してくれないらしい・・・

お土産は最後にという事で、袋田の滝を目指す事に・・・

 

袋田の滝も駐車場がほとんどないぐらいの満員御礼状態でした。

展望台のエレベーターも30~40分待ち・・・(マジか・・・)

なかなかの混雑ぶりです。

何故かミラーボールで照らされるトンネル内を進む・・・

待ち時間の最中に、話題に上がる定番と言えば、「初めてのデートでディズニー行っちゃ行けない」の話題

確かに2人っきりの待ち時間に会話が続かないと辛いわな・・・

自分も基本、人見知りの無口な方なので・・・「不器用ですから・・・」

そして待つ事40分ついにご対面!!

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それにしても袋田の滝はいつの間にか「恋人の聖地」となっている事に驚きです。

些か強引過ぎる滝の中のハートマークに疑問を抱きながら、2つ目のスタンプをゲット

 

観光地も、シーズンに来ると、人だらけで全然観光出来ない。疲れますね。

やっぱり平日に休みを取って来るか、シーズンを外して来ないと辛いね。

 

お腹も空いたし本当はそば食べたいけれども、あまりの人ごみに早々に立ち去り、次の目的地である「道の駅 奥久慈だいご」へ

ここも混んでて駐車場に停まるまで、少し待たされる羽目に・・・

う~ん・・・時間が浪費されていく・・・

お腹のピークも過ぎてしまい、アユの塩焼きを堪能することに・・

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「うみゃいにゃ~」 ・・・

 

取り乱してしまいました。

3つ目のスタンプをゲット!

 

本当はここから、ちょっと寄り道して、テレビでやっていた「商屋カフェ」に行きたかったけど、時間の関係で断念し、袋田温泉 関所の湯へ

16:00に待ち合わせし、各自温泉を堪能

湯質はトロミが多く、肌がスベスベになりそうです。(個人の感想)

そしてスタンプも4つ目ゲットです。

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温泉から出て直ぐにスタンプが押せるお土産屋「奥久慈吉餅」と「こんにゃく関所」に立ち寄り、アップルパイを購入

そしてスタンプ2つゲットでついに6個、過去と合わせて合計9個完成です!!

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ここにスタンプラリー部2017に一つの終止符が打たれました。

お疲れさまでした!

後は誰かが、当選することを祈るのみです。

 

次回新章告知!

スタンプラリー2018は予定では来年2月頃!?

新たな仲間が加わるか、はたまたこのまま自然消滅か!?

それまでは、番外編などがあればアップしま~す。

ボルタリング in ユーワールド(9月10日)

スタンプラリー部は『スポーツの秋』を全力で応援致します。

そしてスタンプラリー部員は遊びながらも、文武両道を目指します。

ちひろとさきには文庫本を貸出中。

さきはもう直ぐ読み終わると先日言っていたのでちゃんと読んでいるようだ。

さきには、住野 よるさんの『また同じ夢を見ていた』と東野圭吾の『ナミヤ雑貨店の奇跡』をお勧めして読んでもらっている。

ちなみに『ナミヤ雑貨店の奇跡』は現在映画が絶賛放映中である。

この振り・・・

さき・・・

空気読めよ・・・www

あっ、裏をかいた笑いとか、そんなの要らないからね!

普通にね、いつも通り素直に行間を読んでくれればいいからね。

後は今までの経緯を色々察していただければね・・・

自ずとさきが「何をしなければいけないか」が見えて来る訳ですよ。

   ↑

パワハラ発動中・・・

 

ちひろには、岩井俊二の『打上花火下から見るか横から見るか」、もう一冊は余り面白くない電撃文庫大賞の本、後は・・・忘れた。

『打上花火』は読み終わったと言っていたが、他はどうなっただろうか。

『打上花火』と言えば、色々語りたいエピソードがあるが、今は時期早々である。

もう少し温めて、顛末を見届けてから書こうと思う。

 

さて、スタンプラリー部は今回、さきちゃんが是非やりたいと言う事で、部員数2名(自分と一つ下の後輩)のボルタリング部(活動経験1回)と合同でボルタリングをしにユーワールドに参上いたしました!

結構、ボルタリングをやりたいと言う人は多く、会社でも「ボルタリング始めたんだ!」と言うと、「私もやりたい!行く時誘って下さい!」と言ってくれる女子は多い。まぁ、その後全然誘ってないんだけどね。(汗)

でも、可愛い後輩であるさきちゃんの頼みですからね。

老体に鞭打って、ボルタリング部ここに復活ですよ。

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初心者なんでルールは簡単です。

決められた色の「スタート」と書いてある石に両手を添える。

同じ色と形のシールが貼ってある岩だけ掴んで登って行く。

「ゴール」と書かれた岩に両手を添えてゴール

初級はピンク→オレンジ→赤→茶色と、どんどん難易度が上がって行きます。

 

ここでも、ちひろとさきの人間性が垣間見えました。

さきちゃんはね・・・やっぱり負けず嫌いでね。

どうしてもクリア出来ないコースがあった訳です。

ちひろはそのコースを1回クリアしたけど、さきは出来なくてね。

何度も何度もチャレンジする姿が、とてもけなげでね。

あぁ、努力家で、頑張り屋さんなんだなぁ~と感心する訳です。

そしてさきは悔しそうに「私明日から腕立て頑張ります!」と天使の様に微笑むのだった。

 

ちひろはね・・・

自他が認める「みんなのアイドル」なので、ついつい弄りたくなる訳です。www

あれですよ、あれ・・・

小学生の男子が、好きな女の子をいじめたくなる奴www

でも、本当は「かわいい」「かわいい」と褒めて伸ばしてあげなきゃいけない子なのかもしれませんね。

いじりすぎたり、何かを強要し過ぎると「嫌い」といじけはじめます。

だから少し強引に近づこうとすると、離れていきますね。

最近少し距離感を見失い、強引に近づこうとしてしまったなぁと反省中

少し時間と距離を取りながら、恐怖心を取り除くとしましょうかね。

 

後は男ってやっぱり単純だな・・・。

女の子の前だとみんな頑張っちゃうんだな~と後輩を見ていて思う。

そう言いながら、俺もそう見られてるんだろうけど・・・。

今回、初めて男2、女2名の4人で遊びました。

ちひろとさきはどうだったろう??

彼をスタンプラリー部に勧誘するのか?、又違う男性を勧誘するのか?

若しくはさらなる女子増員でハーレム化が加速するのか!?

徐々にスタンプラリー部の存在も社内で広がり始め来たので、こうご期待である。

 

 

 

スタンプラリー部 in ダチョウ王国 (2017年9月3日)

懸念された台風15号が東北地方へと通過し、本日の茨城は晴天。

1日(金)にちひろが食べ物で体調を崩した為、一時は開催が危ぶまれる事態に陥ったが、俺の心配は無駄だった様である。

ちひろは2日(土)にはケロッと回復し、夜はさきちゃんと二人でお腹の中をアルコール消毒してきたそうな。

そんな二人が楽しくアルコール治療をしている頃、俺は定時で仕事を切上げると即行で帰宅し、ディズニーランドへと車を走らせる。

なんせ今週は1日しかない休みをスタンプラリー部で消費しますから。

同等の家族サービスが必要な訳です。

ハロウィンのグッズが9月1日から販売開始されましたからね。

毎年後半に買いに行くと売り切れているので、速攻攻め落として参りました。

これで細君もご満悦。優しく微笑んで翌日送り出してくれる訳です。

「私、『シューイチ』見るから、早く出てって」ってね。

 

さて、本日9月3日は石岡市にある『ダチョウ王国』に行ってまいりました!

ナビも古いけど、こんな所にあるの??っと疑問符が頭の中に出てくる道を走っていると、何やら向こう側にダチョウらしき鳥影が!!

入口付近で大量のダチョウに歓迎されながら構内へ・・・

 

不親切な案内板に右往左往しながらも、無事にチケットを購入。

いざ、1日入国パスポートを手に『ダチョウ王国』へと足を踏み入れる。

最初に出迎えてくれたのは、看板娘のネコちゃん。f:id:ibarakistamprally:20170903220515j:plain

いつの世も、看板娘は可愛いことが条件です。

そこで、餌(キャベツと人参の入ったバケツ2個)を1000円で購入。

少し前へと進むと、放し飼いのアルパカが出迎えてくれる。

餌に飢えているのか、持って居なくてもアルパカは迫ってくる。

アルパカに気づかず猫のメイクーンと戯れていたちひろとさきちゃんは、二人とも背後から静かに忍び寄るアルパカに襲われるのであった。

 

『ダチョウ王国』の楽しみ方の1つは、直ぐ近くにあるふれあい小屋であろう。

小屋の中では、ダチョウの赤ちゃんや、インコ、ハリネズミ、ハムスター、ひよこetcと直接戯れる事が出来る為、心がホッコリする時間を過ごす事が出来る。

この小屋だけで十分楽しめる。いやむしろ、ここがメインと言っても過言ではない。

その心ホッコリの様子を一部紹介。 

f:id:ibarakistamprally:20170903222102j:plain 群れるひよこ達

f:id:ibarakistamprally:20170903222615j:plain 煮るなり焼くなり、好きにしなっ!

f:id:ibarakistamprally:20170903222921j:plain 角度90度はきついっス。ハムスター

f:id:ibarakistamprally:20170903223023j:plain ひっくり返すと丸くなるハリネズミ

ちなみにハリネズミは触られると、ビクッとする。

その姿はまるでちひろと瓜二つである。

ちひろは驚かすとすごい勢いで転んだり、ビクッとする。

面白いのでついついやってしまうが、その驚き方が尋常じゃない為、驚かす方も命がけである。

なんせやってしまった後に、後悔するぐらいの転び方をするのである。

俺はバケツからキャベツを取り出すと、ちひろに食べさせようとする。

俺の行動を、不思議そうな目で見つめ返して来るちひろ・・・

「あ、ごめん。ハリネズミと間違えた」

そう言うと、俺は悪魔の様に微笑むのであった。

 

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パンダマウス

元々は爬虫類のお食事用マウスらしい。

つい最近までさきちゃんが飼っていましたが、今は天国で先に待ってくれているそうです。

捕食されるために生まれた命である。

でも、さきちゃんに飼われたことで愛を知って幸せだったであろう。

ただ、ちょっと部屋は暑かったけど・・・・

そんなことを思いつつ、90分近くホッコリ小屋で過ごした我々は、屋外へ

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ついにダチョウに餌やり・・・って怖い

結構な勢いで首がにゅ~っと伸びて来て勢いよくバクッって来る!

 

まぁ、他にもエミューとかカピパラ、やぎ、羊、ポニーとか居ますが、ふれあい小屋ほどの衝撃は無いです。

 

そして最後はダチョウの卵の目玉焼き・・・

と言いたい所ですが、残念ながら保留・・・

みんなでダチョウの肉と卵で作ったハンバーガーを食べました。

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結構ボリューム満点です。

普通においしいです。

ダチョウの肉の串刺しも食べてみましたが、鳥と言うより豚に近いです。

 

10時に入って、2時過ぎに出たので滞在時間は約4時間

まぁ、狭いし1日遊ぶにはきついかな。

俺はちひろに「2000円で年パスあるってよ。もしかしたらまた来るかもしれないし、買ったら?」と進めると・・・

ちひろは「えっ?来るの??」的な感じで軽く再入国を拒否しつつ、天使の様に微笑むのであった。

 どうやら、人工的なプラネタリウムの満点の星空はちひろを癒せても、可愛い動物達との触れ合いでは力不足であるようだ。

 

そのまま我々は次の目的地である八郷の『ゆりの里』へ

温泉好きの3人ですから、せっかくなので入ります。

なんせスタンプラリーも押せますからね!

で、押そうとすると・・・・あれ?無い?台紙がない!?

さっきまで有った台紙がカバンの中にない!!

パニくる俺・・・

ダチョウ大国に電話しても、忘れ物では届いて居ないとのこと。

あぁ・・・まだそんなに押してないけど、もっかい来るのか?

と落ち込みながら意気消沈で温泉に浸る俺・・・

で、帰りに車に乗ると・・・あっ!あった!!とテンションUP

さっきナビで『ゆりの里』を検索するのに使ったんだった・・・

二人を車に残し、スタンプを押しに戻る俺 テンションMAX

無事に本日の目標2スタンプが完了し、スタンプ3つです!

お騒がせ致しました。 

 

スタンプラリー部次回は『袋田の滝』に行ってきます!

お楽しみに~

デニーズへようこそ(2017年8月19日)

デニーズへようこそ!」

店員さんの明るい声が店内に響く。

俺の肩にはピカチュウが載っているが、そこには微塵も触れず、女性店員は営業スマイルだ。

「何名様でしょうか?」「おタバコはお吸いになられますか?」

矢継ぎ早にマニュアル通りの接客をする女性店員。

「3名、禁煙」と答えると、奥の席へと案内された。

渾身のギャグであった肩にピカチュウが居るぐらいでは店員は動揺を見せない。

異常事態でも冷静な対応が出来る様、日々教育が行き届いている成果であろう。

もともとは、ちひろの笑顔(目を細めて相手を少し呆れた感じと言うか、小バカにした様に微笑む顔)を見る為の悪戯であり、その目的は既に店外で合流した際に達成済みなので個人的には問題はない。

しいて言うなら、「なんでピカチュウのってるの?」と言う客の冷たい目線が痛いだけである。

店内は何かの打ち上げでもあったのか、いつになく満席状態で賑わっていた。

 

席に着き料理を注文した我々は、雑談をしたのち、映画の感想戦を始めた。

詳細はネタバレするので語らない。

ただ、原作で感動する部分がカットされてたり、もっと表現方法を変えれば泣けるところなのにその表現が出来てない。実に惜しい。

結論として原作小説を超えられなかったと言う結論に至った。 

 

今回さきちゃんと映画を見た事で、少しさきちゃんの人柄が見えてきた。

彼女は現実主義者で自分の意思を明確に持っていて、少し頑固な一面もある。

多分、余り周りに流されないタイプだろう。

ちひろが微妙な誘いに対して「どうしよう~」と思わせぶりな態度で微笑み、その場を誤魔化して物事を先延ばしにするタイプなら、さきちゃんは、ズバッとその場で自分の意見を出して、完結させるタイプであろう。

デートに誘ってその場で「行かない」と撃沈するのがさきちゃん。

デートに誘って、脈がありそうな香りがするが、そのまま時間だけが過ぎて行って自然消滅するのがちひろと言った処だろうか。

そう言う意味で正反対の二人である。

 

その姿は、いくつかの会話からも垣間見える。

ちひろが『打ち上げ花火、下からみるか?横からみるか?』が観たいと言い、俺も興味があったので、今度は3人で観に行こうと言う話になった。すると・・・

「二人で行って下さい。私はすずちゃん嫌いなので観ません」とさきは微笑んだ。

 

えっ?そこは頑なに拒まず、多少は付き合いで見たっていいのでは?

だが強要はいけない。

これからもいろいろなイベントを企画する。強要されてイヤイヤ参加するのもね。

時間と労力の無駄ですから、参加したいイベントに自主的に参加する。

そのスタイルは大切だと思うし、尊重すべきだと感じる訳です。

 

ちなみにちひろは、映画が終わり合流するまでの間、一人カラオケを楽しんで時間を潰したらしい。本当は同じ様な時間に、『打ち上げ花火・・・』が上映していたので観たかったようだが、「流石に今回も一人で観ると、俺に殺される」と思ったらしい・・・

なかなか良い心がけである。

俺のネチネチ攻撃がボディブローの様に効いている様である。

クックックッ・・・

俺は悪魔の様に微笑むのであった。

 

それぞれの選択(2017年8月19日)

短い夏期休暇も終わりをつげ、またいつもの日常に戻った。

スタンプラリー部も夏休み期間は活動を休止し、各々のコミュニティで楽しむ。

さきちゃんには彼氏が居るし、何を隠そう俺には妻がいる。

ちひろには・・・愉快な仲間達? www

実はちひろの生態は余り知られていない。

とは言え最近、「〇〇と付合ってる様だぞ。休みの日に一緒に歩いてるのを目撃した」と、噂は聞こえて来るから、俺が知らないだけで楽しんでいる様である。

距離感が縮まったと思っていても、蓋を開ければ知らない事だらけである。

少し寂しい気もするが、人は多少ミステリアスなぐらいがちょうど良い。

全てを知ってしまえば、それはそれで飽きてしまうだろうから・・・

ただ、ちひろの警戒心の低さは有名で、誘われれば付いていく傾向があるようだ。

犯罪に巻き込まれないかと心配にもなるが、一概にそれが悪いとは言えない。

何故ならそのおかげでスタンプラリー部が出来たと言っても過言ではないからだ。

38歳既婚の俺が23歳独身のちひろを演劇に誘えば、一般論で考えると断られそうなものである。まさにちひろの警戒心の低さと俺の甘いマスクと話術が生んだ奇跡である。

時に人はこの行為を「パワハラ」と言う。 

 

ただ一つ言える事。

それは、我々3人は自らの判断で選択を繰り返し、今があるという事。

各自がそれぞれの事情や思惑を抱えながら、今この瞬間を楽しんでいる。

今も、そしてこれからもそれで良いのだと思う。

 

そんな休暇中にさきちゃんは、富士山に登ったと楽しそうに話す。

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流れ星やご来光など、天候にも恵まれ、経験者から言わせてもこれ以上ない登山だったらしい。「辛いからもう二度と登らない」と、さきは微笑んだ。

歓迎会の余興でやった『利き水』がよほど楽しかったのか、富士山の水をわざわざ買って来てくれた。富士山の形をしたペットボトルらしいのでご当地限定であろう。

第2回目が行われるのが楽しみである。

ちなみにちひろは、その話を振られて『水』のみの字も忘れていた様だった。

「私が行った行動範囲内には名水は無かった」と言い、微笑むのだった。

 

そんなちひろは休みの前半戦を、実家に帰り嵐山に行ったと言う。

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桂川

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竹林

京都嵐山・・・

美味し名水が在りそうな空気満載であるが、ちひろの名誉の為、敢えて触れない様にしよう。

もし誰か知ってたら、こっそり教えて下さい。

 

また、後半戦は雨の中、軽井沢に会社の友達とキャンプをしたようだ。

以前、キャンプはお客さんとして参加する方が楽しいと微笑んでいたのを想い出した。

 

そして俺は・・・

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横浜みなとみらい ピカチュウ大発生

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ピカチュウを肩に乗せ、浮かれてる38歳男性も発生チュウ 

そして・・・

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ディズニーランド

う~ん・・・二人に比べると、人工物はやっぱり心が癒されない気がする。

 さて、つかの間のバカンスの話はこれぐらいにして、話を戻そう。

 

本日8月19日は、さきと二人で『君の膵臓を食べたい』を観に行ってきた。

ちひろがくれたチャンスを棒に振るほど俺は野暮ではない。

結果的に、ちひろの尻拭いをさせられる事になってしまったさきちゃん・・・

でも同情しないよ。さきちゃんが自分で選んだ選択だから・・・

鬼畜な俺はガッツリ回収(生贄になってもらう)させて頂きます。

恨むなら、ちひろを恨んでね♪

ハンカチとティッシュを完備してきたと微笑むさきちゃん・・・

後半で少し目頭をハンカチで抑えるシーンもあったが・・・

さきの目は早々に乾いた様である。

決して感受性が豊かでない冷たい女性な訳ではない。

原作を読んでいるからこその感情と言っていいだろう。

少なくとも、この時そう俺は感じていた・・・

そうこの時は・・・

 

映画の感想は、ちひろさんと合流してからですね♪ 

さきはそう言うと俺の方を振り向き微笑むのだった。

この後、ちひろと合流してデニーズで感想戦をすることになっている。

 

この続き(謎解き)は、ディナーの後・・・ 

 

 

 

距離感

人と人の距離感って難しい・・・

同期同士でも難しいのに、先輩と後輩、さらに異性となると複雑怪奇だ。

でも、複雑にしているのは常識と言う見えない壁と感情だけで、本来はシンプルだ。

人が集まる目的は色々である。

一人では続かないから誰か一緒に・・・

新しいコミュニティーに属したい・・・

出会いを求めて・・・

スタンプラリーは目的か?それとも手段か?と問われれば、俺は手段と答える。

 

スタンプラリー部に新たな3人目の子羊(さきちゃん)が入部してくれた。

彼女が入部したいと思った目的は解らない。

何気なく誘われて、純粋に面白そうと感じたのかもしれないし、

ちひろから「これ以上2人は辛いから」と嘆願されて仕方なくかもしれないし、

もしかしたら俺に興味があって・・・

可能性と選択肢はどんなに低くても捨てるべきではない。妄想は自由である。

 

ちなみに、ちひろと同期の子羊2人は、ちひろの誘いに対して乗り気では無い。

3人では良く遊んでいてリア充なので、仲が悪い訳ではなさそうだ。

もしかすると俺が嫌われている可能性もあるが、その可能性は捨てておこう。

ネガティブな考えよりは、ポジティブに考えた方が良い。

こうして凡人は己の行いを反省せず、同じ失敗を繰り返す。

愚かな生き物である。

 

スタンプラリー部は一応拡大路線では考えている。

しかし、間口を広げ過ぎて集まり過ぎると、好まざる人が入って来たりで色々面倒である。だから勧誘は、ちひろに任せることに勝手にしている。今言った。よろしく。

「ちひろと、さきちゃんと遊びに行くけど行く?」と俺が誘えば、男子は入れ食い状態だろう。

なんせ二人とも新入社員言うだけあって若い上に可愛いいからね。

これからさらに垢抜けて奇麗になり、手の届かない所に行ってしまうのだろう。

だから今は男でも女でも、二人が遊びたい、誘いたい人を誘えばいいと思う。

俺はつかの間のハーレム状態を楽しむ事とする。

 

さて、ちひろとは部署もオフィンスも違うが、ある社内組織で一緒になり、半年間活動を続ける間に徐々に距離感が縮まって現在に至る。

さきちゃんとも、急がずゆっくりと、お互いに不快にならない丁度良い距離感を構築して行きたいものだが、スタンプラリー部以外での関りが少ないので時間が掛かりそうである。

 

そう言えば、さきちゃんの「良い女」をアピールするエピソードが1つある。

今回は入部歓迎のブログなのでヨイショしておこう。

 

元上司と俺の二人で夜の門番をしていた時の話である。

夜7時頃に会社を出て来たさきちゃんは、たまたま門番の所に来る用事があり、そこで我々に捕まってしまった。

元上司は現在部下が女性だらけで、急に飲みに行きたくても誘いずらいと嘆いていた。

俺とさきちゃんは、「そんなの気にしてるのは男だけですよっ」と諭す。

さらに俺はさきちゃんに同意を求める様に、「いきなり誘われて、行くって言ってくれる人の方が好感持てるよね!」と布石を撒いてしまった。

また、門番はPM7時~9時までの2時間あるのだが、まだまだ先は長い。

昔話を延々とさきちゃんに話して聞かせる元上司から、さきちゃんを開放するタイミングが何度かあったにも関わらず、俺はそれをしなかった。

俺は私利私欲に負けたのだ。

さきちゃんが居なくなったら、また元上司と二人っきりになる。それは辛い・・・

俺はさきちゃんを生贄にし、そのまま9時まで拘束してしまったのである。

「最低だ!」という罵声が聞こえて来そうだが、受け入れようではないか。

ああ、俺は最低だ!

人はこれを「開き直り」と言う。

 

しかしそんな最低な男にも、若干の罪悪感は持ち合わせている。

「もうこんな時間だし、何か食べにいくかい?」

一見優しい人を演じているが、よくよく考えると、「こんな時間まで拘束した張本人が何を言う!」である。

しかしさきちゃんは明るく笑顔で「行きますかっ!」と言ってくれたのである。

ここにも天使発見!

だがしかし、ここにも一つ、俺のいやらしい布石が効いて来るのである。

さっき同意を求めてしまった「いきなり誘われて、行くって言う人の方が好感持てるよね!」である。

きっとさきちゃんの心の中には、この布石がずっしりと重しになっていたに違いない。

しかしそんな事は微塵も感じさせず、さきちゃんはその後の夕食を付合ってくれました。

なんていい子なんだ!

と言うか、俺の最低さを書いたブログになっている気がするが・・・

 そう書きながら、俺は悪魔の様に微笑むのであった・・・

もろ水道水!(17年8月8日)

世界遺産になった北海道の知床半島

その付け根には標高1547mの斜里岳が連なる。

その麓に位置する清里町大自然に囲まれて、俺は清廉潔白に育っていった。

今は過疎化が進み人口は4300人程度の小さな町である。

 

想い出は色々ある。

例えば、俺が高校2年生になった頃、清里町は眠らない町になった。

(24時間営業のセブンイレブンが建った)

俺は茨城県に就職するまで、マクドナルドも、吉野家も食べたことがなかった。

ミスタードーナッツを買う為には、約2時間、車で80km走らなければならない。

(当然高速など無いが、信号も無いのでほぼ高速みたいなものだが・・・)

そして何より、「水」が甘くて美味しいのだ。

ちなみに清里の水は販売されており、原材料欄に「水道水」と書かれている。

 

そんな昔話を、7月28日に行われた慰労会の席でちひろに話した。

ちひろはいつも、保温機能が無い透明な水筒に水を入れて飲んでいる。

カスミで販売している無料の水らしいが、別に貧乏だからそうしている訳ではない。

冷房の効いたオフィスでは、常温水の方が冷え過ぎず良いのだと彼女は微笑んだ。

同僚から餌付け(お菓子を与えられる事)されている所を見かけるが、みんなちひろの笑顔が観たいからであって、決して哀れみからではないだろう。

俺はちひろに、地元の水を飲ませてあげると約束して、この日を終えた。

 

翌日に手際よく水を手配した俺は、清里の水の良さをどうやって伝えるかを考えた。

なんて献身的な男だろう。地元愛最高!

そして思いついた方法がこれである。

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総勢、6種類の先鋭達との利き水対決!パフォ、パフォ~🎵(ラッパ音)

 

そして決行の日(8月8日)は思いがけない形で予想より早く訪れた。

なんと、スタンプラリー部に3人目(さきちゃん)が入部したのである!

さきちゃん入部のエピソードはまた別で書くとする。

今日はその歓迎会と、スタンプラリー部の登竜門(冊子とノベルティをゲットする)を兼ねて、阿見アウトレットに定時後集合した次第である。

 

ゲームは3つ。

1つ目は、一番おいしい水を選ぶ

2つ目は、清里の水はどれかを当てる

3つ目は、どの水がどれかを利き水して当てる

 

ゲーム①一番おいしい水を選ぶ

ちひろとさきちゃんがそれぞれ6種類飲む。

次の瞬間、ちひろは徐に、ニヤッとした。

そして選んだ水は

ちひろ  :霧島

さきちゃん:MIU

残念、ちひろの口には合わなかったか・・・

 

ゲーム②清里の水はどれかを当てる

そして選んだ水は

ちひろ  :清里の水

さきちゃん:evian

さすがちひろ!ご名答!よくぞ選んでくれました!と思ったのもつかの間・・・

 

次の瞬間、ちひろは勝ち誇った様に微笑んで

 

私これ絶対解る!他と全然違うもん。もろ水道水!!

 

キターーーーーーーー!!!!!

ちひろ名言集キターーーーーー!!!!!

皆さ~ん「もろ水道水」頂きましたよぉぉl!!!!(ヤケッパチの涙目)

斜里岳でろ過され、神の小池から湧き出す清里の名水をブッタ切りぃ~~~

そりゃそうですよ。だって原材料に水道水って書いてありますもんね。

 

意気消沈でタジタジの俺を見かねて、さきちゃんが慌ててフォローする。

でも、水道でこんなおいしい水が飲めるなんて・・・オドオド

なんて優しいいい子なんだ・・・きっといいお嫁さんになるよ。うん。

 

そしてゲーム③を何度かやった後、今度は俺がやる番に・・・

流石に、18年飲んで来た地元の水ですから!間違う訳にはいかんでしょう。

自身満々の俺・・・

 

ゲーム②清里の水を当てる

そして選んだ水は

俺:いろはす

しかも、何度かやっても、全然当たらず撃沈・・・不甲斐ない・・・・

 

もう、この時のちひろの勝ち誇ったドヤ顔ったら無かったね。

いつもは天使の様に微笑んでるだけに、こんなドヤ顔出来るんだ・・・

俺は何故か、ちひろと距離が少し縮まった気がしたのだった。